葬儀専門会社・冠婚葬祭互助会・葬儀ブローカーの違い

2021/02/07

 

葬儀業界は、許認可、特別な資格等は必要ありませんので、だれでも簡単に開業が出来ます。また、火葬場と違い、「お葬式式場」は、特定の用途区域以外はどこでも出店が可能なので、今ではホテル業界や鉄道業界、IT業界からも葬儀業界へ進出している状況です。

 

しかし、入り口が広いと競争は「戦国時代」のよう。各葬儀社がサービスの向上や値段の下げ合い、入っては消え、入っては消え、やはり倒産していく葬儀社もたくさん見てきました。

 

サービスの質を上げ過ぎると値段が高くなる。値段を下げ過ぎるとサービスの質が落ちる。

 

ある「高級葬儀社」は、中身はホテルのようなつくりで、家具や内装も「高級」でした。更には朝食には食べ放題の焼きたてのパンやコーヒー。通夜葬儀と、大満足な内容ですが、お値段は400万円。。。

 

ある「低価格葬儀社」は「葬儀一式8万円!」と宣伝していましたが、実際にお願いすると、病院でお迎えに来てから、火葬まで何の説明も無し。御棺を火葬炉に移した時点でとっとと帰っていきました。。。

 

いかがでしょう。少し極端ですが、どちらも今のニーズにはあっていないような気がします。

 

岸野セレモニーでは、お客様が満足していただけるサービスはどのレベルか。過剰すぎず、低すぎず。料金は、運営ができる、ちょうどよい金額に設定しております。

 

 

葬儀専門会社

 

葬儀の施行が主な収入源です。弊社も「葬儀専門会社」にあたります。

 

葬儀の施行には料理業者・生花業者・ギフト業者・車輌業者等、様々な協力会社と共に一つの葬儀を創り上げていきます。葬儀会社はその監督、提案、案内をして、お客様にはその代金を頂戴いたします。

 

また、直営ホールを持っている葬儀社と持っていない葬儀社とがあります。一般の方から見ると、直営ホールと公営ホールの違いは分かりにくいかもしれません。

 

例えば弊社の「家族葬会館四季の家」は直営ホールで、こちらは公営ホールです。

 

葬儀専門会社の強みは、冠婚葬祭互助会系の葬儀社と比べると比較的安く、地域の特性等理解している所が多いのと、公共式場や寺社、自宅での葬儀も柔軟に対応してくれる所でしょうか。

 

但し、葬儀社の規模は家族経営から県をまたいだ支店がある葬儀社まで様々で参入障壁が低い分、詐欺のような悪徳葬儀社も存在するので、HPや電話相談、事前相談等で葬儀社の選定は大事です。

 

葬儀専門会社は、事前に無料~5万円程度の入会金を集め、葬儀の際に割引を受けられる仕組みにしている葬儀社がほとんどです。

 

互助会と違い、月々の積み立てや年会費は、ほとんどの葬儀専門会社ではないでしょうから、どこでするか決めたら、事前に入会する方がお得でしょう。

 

弊社の葬祭会員はこちら

 

FC展開している会社や、最近ではJA等も参入していますが、それらは全て葬儀専門会社です。

 

冠婚葬祭互助会

 

冠婚葬祭互助会とは、結婚式や、お葬式などに備えて、会費を積み立てていくシステムです。 月々1,000円~3,000円を100回ほど払うことにより、「結婚式」「お葬式」などを行うことができると宣伝し、営業レディーが勧誘に走っています。

 

冠婚葬祭互助会の特徴は、一般的に、葬儀専門会社に比べ式場が「豪華」な事が多いです。

 

「葬儀専門会社」は葬儀の受注があって初めて「収益」が発生しますが、冠婚葬祭互助会は、事前に会費をいただくことにより、設備投資を行うことができるからです。

 

ですが互助会といっても、あくまで民間の営利団体です。「割賦販売法」の適応を受けるので、互助会が倒産すれば、積立金の半分が保全されます。それでも全額が保証されるのではないので、その会社の経営状態を考えて慎重になるべきです。

 

また、入会の際には良く説明を聞くことが大事です。積立が満期を迎えると10万円~30万円の積み立てが完了するのですが、その積立金だけではお葬式は絶対に賄えません。

互助会の積み立ては、葬儀の基本料だけです。この葬儀の基本料は、葬儀社により違うのですが、式場の使用料や、お料理、サービス料などは含まれていないことがほとんどです。

 

「積立費だけでお葬式が行えると思っていたのに」と、後から後悔される方も多く見受けられますので、「互助会に入ってるから大丈夫」ではなく、総額の御見積を出して貰うようにしましょう。

 

冠婚葬祭互助会の強みは、どこに頼んでも、一定のクオリティは保証されることでしょうか。また、葬儀専門会社に比べ、葬儀式場の立派さも強みでしょう。

 

但し、葬儀専門会社に比べ、料金は高価になることが多いです。式場の豪華さ、大きさは当然料金に上乗せされます。お葬式の規模、会葬者の人数をイメージして、最適な式場を選ばないと、思った以上の費用が掛かることも。

 

 

葬儀ブローカー

 

最後に、上記二つのどちらでもない「葬儀ブローカー」の存在です。

 

葬儀ブローカーとは、ネットで集客をして、地域の葬儀社へ仕事を振り、手数料を得るというビジネスモデルです。

 

ここ数年で急速に認知を上げてきており、「〇さなお葬式」や「イ〇ンのお葬式」「より〇うのお葬式」などがこれにあたります。このビジネスモデル自体はそれほど珍しい物でもなく、古くから使われており、他の業種で言うと楽天や旅行予約サイトなども似たようなものです。

 

あくまで施行を行うのは地域の葬儀社であり、葬儀ブローカーは仕事を受注して、電話で案内をするだけです。

 

宣伝している金額は安く、あたかも10万円ほどでお葬式ができるようにみせていますが、その実態は「火葬のみ」であったり、顧客騙しともとれるような宣伝方法が目立ちます。

 

あまりに酷い誇大広告から消費者庁から、景品表示法に基づく措置命令で、業務改善命令が出されたりしております。その内容は、「追加料金が一切かからないと表示しておきながら、約90%以上のケースで追加料金がかかった」というものでした。

 

宣伝通りに行えるのなら、葬儀ブローカーの強みは「安い」

 

但し、実際に施行するのは地域の葬儀社であり、どこの葬儀社が来るかは「運」です。更に90%以上のケースで追加料金が発生しているという事実もあり、設備と内容が不十分で、結果高額になる恐れがあります。

 

それなら掲載されている葬儀社へ直接依頼した方が、手数料の事を考えるとお得に行えるような気がしますが。。。

 

大事な方のお葬式を「運」に任せてしまうのは何とも忍びないです。もし事前に準備ができるようでしたら、実際に運営している葬儀社に見学や相談に行った方が良いでしょう。